隠れ家風通訳

原稿用紙の特色は、文字を書くための升目がすでに印刷してあるところにある

ある言語から異なる言語へ

素直な通訳とは、書記言語ではない二つ以上の異なる言語を使うことが出来る人が、ある言語から異なる言語へ変換することです。また、それをする職業そのものを指す場合もあります。ただし、翻訳と翻訳者・翻訳家という語の関係を見れば通訳者・通訳士・通訳人などと呼ばれるべきであるし、実際国語審議会などの公的文書ではそのように記載されるのだそうです。異言語間の仲介を果たすという意味で翻訳と同列に語られる場合があります。

ですが翻訳の対象は書記言語であり、技能的には全くの別物であると言われています。通常、翻訳者はトランスレーターと呼ばれるのに対し、通訳者はインタープリターと呼ばれています。通訳は、高い母語能力と外国語能力、言葉の文化的背景を含む幅広い教養など高度な能力を要する専門職であることは誰もが知っていることでしょう。今後は教育を充実し、国際化に対応するための日本の人的資源として、高度に訓練された職業通訳者及び高い見識を有する通訳理論の研究者を養成することが望まれます。

通訳は、その方式や形態によって逐次通訳、同時通訳、ウィスパリング通訳など数種類に区分されます。通訳の種類の一つに逐次通訳、というものがあります。逐次通訳とは話者の話を数十秒〜数分ごとに区切って、順次通訳していく方式であり、一般に通訳技術の基礎とされています。話者が話している途中、通訳者は通常記憶を保持するためにノートを取り、話が完了してから通訳を始めます。そのため、後述の同時通訳と比べてほぼ2倍の時間がかかってしまいます。

通訳の中でもいわゆる花形

ですが、訳の正確性が高まるため需要は多いとされています。また、同時通訳というものがあります。同時通訳は、話者の話を聞くとほぼ同時に訳出を行う形態であり、通訳の中でもいわゆる花形的な形式です。通例通訳者は、ブースと呼ばれる会場の一角に設置された小部屋に入り、その中で作業を行う事になります。通訳者の音声はブース内のマイクを通して聴衆のイヤフォンに届けられます。同時通訳作業は非常に重い負荷を通訳者に要求するため、2人ないしは3人が同時にブースに入り15分程度の間隔で交代します。

時にはブース内の控えの通訳者が、単語の提供など訳出の協力もするのだそう。多言語間通訳が行われる国際会議で特に多用されるが、多言語地域であるヨーロッパでは通訳の需要のほとんどが同時通訳であると言われています。また、ウィスパリング通訳というものがあり、方式的には同時通訳と同一であるが、通訳者はブース内ではなく、通訳を必要とする人間の近くに位置して聞き手にささやく程度の声で通訳をしていくものなのだそうです。